【多すぎるフェチ】文豪谷崎潤一郎の知られざる性癖と変態匂い立つ恋文【四畳半文豪大系第3話】

ごきげんよう、コヒナタです。

本日は前回に引き続き、谷崎の変態的逸話についてお話しします。

多様すぎる性癖(足フェチ、マゾ、ロリコン、ネトラレ、女装)

先に性癖の一つとして足フェチを紹介しましたが、もちろん大谷崎ともあろうお方がそれにとどまるはずはありません。

  • 足フェチ
  • マゾヒズム
  • ロリコン
  • ネトラレ
  • 女装(?)

実際この中で谷崎自身が嗜好したものがどれほどあるかは分かりません。

おそらく全部でしょう笑

ただ作品にはこれらをテーマとして扱ったものが多数あります。

例えば、

  • 足フェチ → 『刺青』『瘋癲老人日記』『富美子の足』
  • マゾヒズム → 『痴人の愛』『春琴抄』谷崎作品全般
  • ロリコン → 『痴人の愛』
  • ネトラレ → 『鍵』
  • 女装 → 『秘密』

性的嗜好から谷崎作品を楽しんでみたいという方は、上記のリストを参考になさるとよいでしょう。

40回以上の引越し

谷崎は大の引越し好きとしても知られています。

現代語訳『源氏物語』を著すに際して自宅を平安朝風に改装するなど、作品を書くたびに引越しを繰り返したため、生涯40回以上引越したのでした。

大谷崎が称した文豪、志賀直哉

美文の大家として知られる谷崎が絶賛した作家がいます。

志賀直哉でした。

『文章読本』の中で、志賀のの『城の崎にて』の一節を取り出して、簡単な言葉で明瞭に物を書き出すと評価しています。

ちなみに、芥川も志賀のことを絶賛していたようです。

志賀直哉をもって日本近代文学の完成とするのもうなづける話ですね。

文豪の恋文、谷崎潤一郎の場合

文豪の恋文とは実に興味深いものです。

谷崎の場合を覗いてみましょう。

二人目の妻丁未子さんに宛てて

小田原・細君譲渡事件の後、二人目の妻丁未子さんにはこのような手紙を送りました。

私は過去に於いて恋愛の経験が二、三度ありますが、本当に全部的に精神的に肉体的にもすべてを捧げて愛するに足る女性にあったことはなかった。それが私の唯一の不満であった。(中略)私の芸術は実はあなたの芸術であり、私の書くものはあなたの生命から流れ出たもので、私は単なる書記生に過ぎない。私はあなたとそういう結婚生活を営みたいのです。あなたの支配の下に立ちたいのです。そして今一度、私に青春の活力と情熱を燃え上がらして貰いたいのです。

変態だ……

不倫相手、後の婚約者松子さんに宛てて

丁未子さんに物足りなさを感じ、不倫に及んだ大阪の豪商の奥さんには、

「御寮人様(若奥様の意)の忠僕として、もちろん私の生命、身体、家族、兄弟の収入な

どすべて御寮人様のご所有となし、おそばにお仕えさせていただきたくお願い申し上げま

す」

「御気に召しますまで御いぢめ遊ばして下さいまし」

さらに「従順」から1文字取って「順市」(潤一)と署名したそうです。

マゾヒストですね……😞

松下の前夫とのあいだの長男の嫁の千萬子に宛てて

すごくややこしいので上の図にまとめました。

松子さんは3人目の奥さんです。その前夫との間にできた、長男の結婚相手にあたる千萬子さんに、

「楽師寺の仏の足の石よりもきみが刺繍の履の下こそ」

という歌を贈ったそうです。

どういう意味かというと、

「仏の足に踏まれるより、あなたに踏まれたい」

という意味だそうです笑。

実際に千萬子に頭を足で踏んでほしいと頼んだことがあるようで、

「話をしている最中に突然、まるで五体投地のように目の前にばたっとひれ伏して、頭を踏んでくれと言われたのです」

と千萬子が書き残していたりもします笑

笑うしかありませんね。

ちなみに、当時谷崎はすでに70歳を過ぎていて、大して千萬子は20代だったそうです。

恐るべき性欲です。

『瘋癲老人日記』でのストーリーに類似点があるのも興味深いですね。

(番外編)娘の鮎子に宛てて

谷崎のあれこれを雑誌に暴露した娘の鮎子に宛てては、

「許しもなく、父のこといろいろ書かないで」

と手紙を送るのでした。

一部参考文献

次回予告

さて、今回をもって谷崎潤一郎先生の記事は一段落です。

次回は「【弟子3000人】あの太宰を育てた!?文学界の巨匠佐藤春夫の生涯や作品について解説【四畳半文豪大系第4話】」ということで、

  • 門弟3000人を抱えた佐藤春夫の生涯、作品について
  • 井伏鱒二、太宰治、檀一雄などの文豪も弟子入りした
  • 太宰「芥川賞よこせ!」佐藤「嫌だ」

というような記事を書く予定です。

ちなみに次次回は太宰について書く心算でございます。

それでは、御通読ありがとうございました。ごきげんよう!

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