【大学で教えてくれない】研究ノートの書き方【社会科学系学部生向け】

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ごきげんよう。この記事では、社会科学系の論文作成では欠かせない研究ノートとは何なのか、なぜ書かなければいけないのか、研究ノートの書き方について、恥ずかしながら実際に私が作成した一例を紹介しながら、記しておこうと思います。

目次

予備知識の習得について

たいていの大学では論文作成スキルを教授してくれる講義が用意されていて、そこで概略的知識は学ぶことができますし、履修しなかった人や一度も出席せずに単位を落とした人(ほかならぬ私である)は、必修のゼミナールの担当教員があらましを教えてくださるでしょう。テキストはおそらく『社会科学系論文』の書き方が最もメジャーで使用率が高く、なおかつ分かりやすいのでたいへんおすすめです。ただ、最近は在庫切れが目立つので早めに入手しておいた方がいいでしょう。

ところで、この『社会科学系論文の書き方』には研究ノートの書き方が具体的に載っているというわけではありません。ゼミでも書き方について触れてくださる親切な先生もいらっしゃいますが、全員がそういうわけではありませんので、ここで記したいと思います。

研究ノートとは何か

そもそも研究ノートとは何かといいますと、論文作成にあたって大量の資料を調査することになり、そのときの拾ったアイディアを記録しておくためのノートです。私はWordで文書作成しておいて、これから本格的に発表や執筆に取り掛かるというときに印刷してノートにしています。プリントアウトした資料をルーズリーフにする26穴パンチを愛用しています。

なぜ書かなければならぬのか

なぜ研究ノートを書くのかといいますと、それは長期にわたって大量の資料に当たっていると、どうしても忘れてしまいます。人間の記憶力はせいぜい猫と同程度しかありませんので、傲慢はいけません、大人しくメモに取っておきましょう。それだけではなく、数ヶ月後に読み返してみると、同じ資料から異なる印象を受けることもあります。

よりリアリティのある理由には、卒論の仕上げの際に引用元のページを再度探さなければならないときの安全装置としての役割があります。あと一日で〆切!!!というときに資料のどこから引用したのかが分からない本気で焦ります。場合によっては一から再読しなければならず、これは〆切間近でなくともたいへんな時間の浪費です。1回目に読むときから、ノートにページ数をメモしておく習慣をつけるといいでしょう。

書き方

書き方は自由です、あなたの好きにしてください。ますらおぶりで書きたい人はそうしてください。何を書けばいいのかは例えばこのようなものがあります。

・引用に使えそうな箇所の抜き出しとページ

ページを書かなかった際の惨劇は上に述べました。

・読んだ際に考えたこと、連想されたこと、それとページ

他の資料の関連したアイディアや類似していると思われる事例などをメモしておきましょう。

・解釈に不安のある箇所や疑問に思ったことそれとページ

先人は往々にしてクソ難解な言い回しを好みます。あとでゼミの担当教員に質問する際に役立ちます。

・章ごとの要約

発表に先だってこれをやっておくと、いけずな教員からの質問に耐性がつきます、いやホントに。

・分からない言葉、それとページ

・基本的な専門用語、それとページ

・奥付け

図書の最後に載っている奥付けの写真を貼り付けておくとなにかと役に立ちます。手元にその図書がない場合に確認できます。

ページを忘れないでください!!!以上!!!

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