若者「これ以上の豊かさはいらない」←wwwwwwwwwwwwwwwwwww←w

随筆

なるべく手短かにまとめよう。ふろむだ氏の図説する、目下若者から盛んに耳にする言説についての真意についてである。

https://twitter.com/fromdusktildawn/status/1457653213834866693/photo/1
ふろむだ氏のTwitterアカウント(@fromdusktildawn)から引用、URL:https://twitter.com/fromdusktildawn/status/1457653213834866693/photo/1(最終閲覧:2021/11/09)

第一の指摘は、「これ以上の豊かさはいらない」という言説は、まったく労働者階級の苦労が見えていない有産階級のざれごとであるという見誤りである。むしろ、図中に描かれる「お母さんと弟を養うために」働く労働者を救済する意味を、「これ以上の豊かさはいらない」は包含している。私たち労働者階級は、GDPでは世界3位の経済大国で馬車馬のように働いていながら、豊かにならないのはなぜか。それは有産階級による無限の中間搾取のもとに、健全な生活を脅かされいているからに他ならない。にもかかわらず、欲望の限り顕示的に消費を堪能している有産階級に耳を傾ければ、「我々がかくも貧しいのは、経済成長が足りないからである。分配を行うには、第一に経済を発展させなければならない」と、ふところを暖かくしながら主張しているのだから、冗談のセンスがあるではないか。今なすべきことは、「これ以上の豊かさ(すなわち経済発展)」ではなく、「富の再分配」であるという主張が、若者の「これ以上の豊かさはいらない」の真意である。

そして、図中では「必要なものを全て持ってるし、家族は幸せ」な若者が描かれているが、これは現実であろうか。そのようなわけがない。日本の学生の貧困が凄まじいことはcovid-2019が既に暴いた通りである。彼らのほとんどは、生活していくために勉強時間をアルバイトに費やさねばならない。奨学金(という名はかりそめであり、カモフラージュを解いてやればただの借金)を利用しなければ、大学を辞めざるをえない学生が、ごまんといる。先進国にありながら学生の実に2割が退学を検討しているという異常さ!豊かな暮らしぶりの学生は、東大京大上位私大に通う教育に莫大な投資をされた有産階級くらいである(もっとも、彼らのなかにも貧困にあえぐ学生がいるのは看過できない)。繰り返しになるが、「必要なものを全て持ってるし、家族は幸せ」なのは有産階級である。このごく少数しかいない「豊かな若者」と「富の再分配を主張する学生」が一致しているというふろむだ氏の指摘が的外れなことは自明である。むしろ、学問に触れるために労働しなければならない側からの主張である。無限の欲望にしたがった顕示的な消費とは決別しなければならない。ときたまの豪華な夕食にありついて、勉強するには困らないくらいの余裕があるくらいの、ささやかかな幸せ、私たちから奪い取られた当たり前の幸せを、取り返さなければならない、という主張が、「これ以上の豊かさはいらない」には含まれている。

最後に、できるだけ多くの読者をえたいゆえに俗悪極まりない表題になってしまったことにお詫び申し上げるとともに、最後まで読んでいただいたことにお礼申し上げたい。本ページから発生した広告収入は全額環境団体に寄付を行い、その報告もまた筆者のTwitterアカウントで行う。

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